第24号 お申し込みから、登記識別情報(権利証)をお渡しするまでの手続き/次期大統領にトランプ氏

【一口家主をもう少し詳しく】

「一口家主iAsset」は、第1号商品コンシェリア早稲田Green Forest605号室がスタートしてから3年が過ぎました。お陰様で多くの方に活用いただいていますが、新規お申込みの方のために、お申し込み及びそれ以降の手続きについてご説明いたします。

1. お申込み

お申し込みの方法は、特に決まりはありません。ファックス、郵便、メール等なんでも結構です。手続きの都合上次の項目を記載してください。

  • お申込み口数・金額
  • ご氏名
  • ご住所
  • 電話番号
  • メールアドレス(あれば)
  • 重要事項説明・契約希望日

*この一口家主通信に同封している物件のチラシの裏側にご購入申込書がありますので、それをご利用いただくと便利です。

2. 重要事項説明

「一口家主iAsset」は不動産であり、また不動産特定共同事業法に基づく商品であるため、契約締結の前に対面で重要事項説明をすることが法律で義務づけられています。ご面倒でもこれを省略することはできませんのでご了解ください。

実施希望日時申込書に複数書いてください。日程調整をさせて頂きます。
実施場所原則として私どもの事務所で行います。ただし、首都圏にお住いで、当社までお越し頂くのが困難な方や、首都圏外にお住いで東京に来るご用事のない方の場合は個別に調整させていただきます。

 *重要事項説明にご同意頂いたのちに、契約手続きに進みます。

3. 契約手続き

契約書及び関連書面に署名・捺印して頂きます。

  1. 共有持分の売買契約。
  2. 不動産特定共同事業契約(ご購入いただいた共有持分を借り上げて賃貸利益をお支払する賃貸借契約)。
  3. その他関連書面

*計約の際は次のものをご準備ください。

  • 住民票原本1通
  • 身分証明書(運転免許証、健康保険証等) 
  • 認印(シャチハタでないもの)

 4. 購入代金等の振込

ご契約が済みましたら「購入代金案内」を差し上げますので、それに沿って購入代金及び購入手数料をお支払いください。

  • 支払方法・・・原則として銀行振込み
  • 振込期限・・・各月25日頃

*領収書が必要な方はご請求ください。

6. 登記

振込期限までに振込み頂いた場合は翌月の1日付で共有持分を引渡し、登記申請をします。登記申請は当社指定の司法書士に委任し費用は当社が負担します。

7. 登記識別情報(権利証)の送付

登記が完了したのち、その月の25日前後に、下記書面を送付します。

  • 共有持分引渡証
  • 登記識別情報(権利証)
  • 受領書兼賃貸利益振込口座登録書

登記識別情報は5年後に共有持分を売却するときに必ず必要になる書類です。大切に保管してください。

【やさしい資産運用のお勉強】

米国の次期大統領にトランプ氏が選ばれました。6月には英国の国民投票でイギリスのEU離脱が決定しました。いずれも接戦とは伝えられたものの「まさか」という結果でした。この現象はたまたま海のかなたで起きたことで、私たちの生活とは関係のないことでしょうか。 
この現象が起きた底流と私たちの経済生活への影響を考えてみたいと思います。 

1. トランプ氏勝利の底流

アメリカでは所得上位1%の富裕層の全所得に占める割合が1976年の8.9%から2007年には23.5%までに高まりました。その一方で中間層と言われた人々が減り、一握りの富裕層と大多数の中間層以下との格差がどんどん広がっています。
この格差の拡大を引き起こしているのがお金やモノ、ヒトが国境を越えて自由に動くグローバリゼイションです。例えば米国の企業がメキシコに設備投資をし、そこで安く作られたものが輸入されて、米国の製造業を潰し、雇用を減らし、失業者が増えるという構図です。
移民も同じことです。安い商品の代りに安い労働力の流入が米国民の雇用機会を奪っているということです。

2. グローバリゼイションによる格差拡大

グローバリゼイションによる格差の拡大は米国だけの現象ではありません。世界的に貧富の差は広がっています。以前、南北問題というものがありました。世界の2割の先進国にアジア、アフリカ、中南米等の8割の国から富が移動して国家間の格差が起きたのです。
ところが、今や一つの国家内で南北問題が起きています。グローバリゼイションの結果起きた一国内の貧富の格差の拡大に、欧米というかつての先進国の国民がNOを突き付けています。
EU諸国でも従来の保守的な政治勢力に対して、急進的な右派勢力がアンチグローバルな政策を標榜し力を得ています。民主主義が自由と平等を基盤としたものであるとするならば、明らかな経済的不平等社会に対する反発が高まるのもうなずけます。

4. アンチグローバリゼイションの潮流

選挙期間中の過激な発言のため多くの人の反発を買ったトランプ氏ですが、最近の発言をみると、金、モノ、ヒトのアンチグローバリゼイション即ち、資本移動の制限、保護貿易、移民流入の禁止の政策により、自国の産業の保護、失業率の改善、貧富の格差の縮小を図ろうとしている様に思われます。
この試みが問題の真の解決に有効であるか否かは不明ですが、行き過ぎたグローバリゼイションの反動として、今後このようなアンチグローバリゼイションが、米国に限らず世界の潮流になりそうな兆しがあります。

5. 不透明・不確実な時代の資産運用

わが国では幸いまだ欧米のような激しい格差社会にはなっていません。失業率も低く抑えられていて、現段階ではグローバリゼイションにより受けている恩恵の方が多いように思われます。
しかし、世界の潮流がアンチグローバル経済に向かい、多くの国が自国内の閉じた経済に閉じ籠るとすると、グローバリゼイションの恩恵に浴している我が国の産業構造、経済構造は変わらざるをえません。
世界的にみた場合、今は後世から見れば歴史の大きな転換期として位置づけられるような時代かもしれません。先行きの不透明、不確定な時代です。このようなときに、私たちが自己の経済生活を守るには、自分の目ではっきりと見えるもの、自分自身が納得できるシンプルなもので資産運用することが大切です。
ここしばらくは世の中がどのように変わるかは誰にもわかりません。銀行や証券会社に勧められても自分が確信を持てないことは避けた方が賢明でしょう。

【不動産特定共同事業許可番号:
東京都知事第94号】
不動産特定共同事業法とは、不動産特定共同事業の健全な発達と投資家の利益保護を目的とした法律であり、事業を営むには主務大臣(国土交通省)もしくは都道府県知事の許可が必要です。
「一口家主 iAsset」は株式会社クレアスライフが賃借人として、オーナー様と賃貸借契約(不動産特定共同事業法第2条第3項第3号の不動産特定共同事業契約)を締結します。